側弯症の手術は矯正術が基本です。また矯正術では約8割程度カーブが矯正できれば、ほぼ成功と言われます。
手術を決断する上での基準は、胸椎では50度程度を超えた場合、胸腰椎の部位では40度くらいの線が一般的です。
側弯症の手術は背骨矯正用のインプラントを背骨に埋め込みますが、最近はチタンがよく用いられています。また手術は後方と前方に分けられ、後方は背中から、前方は腹側から行なう形となります。
後方の場合は背中のほぼ真ん中を切開し、背骨の後ろ側をインプラントで矯正したり固定します。また前方の場合は胸や腹などの横側から切開します。
後方では背中の真ん中に傷が残り、前方では胸あたりの横から脇腹まで、斜めの感じで傷が残ります。チタンの場合は人体に害がない為、一度インプラントとして埋め込まれたら、一生そのままとなります。
どちらかといえば後方がスタンダードなタイプであり、胸椎、腰椎への変形の場合以外はほとんどが後方から行います。
また術後の経過は骨が徐々に、少しずつ身体に馴染んでいきますが、その目安としては2週間程度でまずキズが治り、その後半年程度で背骨も身体も矯正された角度に馴染むことがほとんどです。
馴染むといえばまだ本物ではありません、つまり2年程度しなけば、本当に背骨として扱えるようにはなりません。
このように側弯症の手術を行う場合、かなり大規模なものとなり、体にかかる負担も大きくなりがちです。成人の方でもかなりの負担となりますので、子供の場合は更なる負担を体に強いられます。
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